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ワタカラー

個展が迫っている。
銀座スルガ台画廊で10月8日~13日まで版画、水彩、ガラス絵等を並べる。
わけあって今は版画が制作出来ないので、水彩に入れ込んでいる。

水彩と言えば、昔、芸大の私たちの部屋に見学に来た黒人を思い出す。
キャンバスに薄く塗られた色を指し、ワタカラー、ワタカラー、とルイ・アームストロングのような声で質問していた。
皆理解出来なかったが、water colorのことだった。


高柳







高柳 裕 自選展 ー版画、水彩、ガラス絵展ー

自選展高柳裕  

高柳 裕 自選展
ー版画、水彩、ガラス絵展ー
2018年10月8日(月)~13日(土)
am11:00~pm7:00(最終日pm5:30)

この度、髙柳裕先生の版画、水彩、ガラス絵作品の展覧会を開催いたします。
一昨年、画集刊行記念展を開催し好評を博しました。今展は更に新たな魅力ある
洗練されたお作品を是非ご高覧賜りますようお願い申し上げます。

銀座スルガ台画廊 串田 光子

銀座スルガ台画廊
〒104-0061東京都中央区銀座6-5-8トップビル2F
TEL/FAX03-3572-2828(事務)TEL03-3574-8691(会場)
地下鉄 銀座駅 B7出口より徒歩4分
e-mail:ginza-surugadaigarou@vanilla.ocn.ne.jp

スルガ台画廊 地図



自我像

何故か今年の夏は水彩、パステルで自画像を連作してしまった。
久々に鏡の中の自顔とにらめっこしているうちに10枚以上完成してしまった。
しまった!と思うが時すでに遅し。
自画像ならぬ自我像が何枚も並ぶと、なにか変だ。
昔から自画像はほとんど手がけなかった私が描いてしまったのは、特に暑い夏のせいでもある。


高柳








オーダー靴店

横浜小金町のオーダー専門の靴屋に行った。
ドイツの旗がある店である。

私の足の事情を告げ、セミオーダーみたいな靴を選んでもらった。
半信半疑で話を聞き、何足か試してみた。
ピタリときた一足に出会った。
数週間たつが、いまだに痛みはない。
太っちょのマスターがドイツのメルヘンに出てくる主人のような気がしてきた。

この靴はドイツんだ?オランダ!という昔からの駄洒落があるが、
久々にフットワークが楽しいのである。


高柳






物置解体

40年におよぶシルクスクリーンの版、インク等、作品を制作するために活躍した全てが満載された物置(6畳)を解体することになった。
中の120点以上の版やインクを処分しなくてはならない。
廃金属業者に来てもらい、200kg以上のアルミ枠等を引き取ってもらった。
一抹の名残惜しさはあったが、写真製版が出来ない日本の業界を恨みつつ、廃棄した。

つづく


高柳






泣き面に蜂

足をかばいながら歩いていたら腰痛になった。

ギックリ腰である。息も絶え絶えだ。
幸い、駅だったのでやっとの思いでタクシーで帰った。
道々、運転手と腰の大切さについて話が弾んだ。

家に着き、お礼を言って降りようとしたら、またよろしくお願いしますと言われた。
二度とこんな目に合いたくないと思っていたので、まいったまいった。
腰痛には要注意である。


高柳






我が家の前に私道がある。
車が出入りするぐらいの道で、その側に花が咲いた。
名前が分からぬが黄色い美しい花だ。
お絵描き教室に持ち込んで、ケイタイで調べてもらった。
ビヨウ(未央)柳といって、花言葉は「幸」だそうだ。
持ち込んで、良かった。


高柳






東大病院 No.2 

懐かしい思いで東大病院に着いた日、いよいよ診察が始まった。
結果は骨には異状なし。

エコー検査の結果、指裏の筋(Plantan plate)が損傷しているという。
運動のし過ぎが原因らしい。
第2指は改善が難しいようだが、テーピングをしばらく続けましょう、ということで意外にあっけない結末となった。

帰り道、東大龍岡門の隣に今は消えてしまった我が母校、文中四中があったのだが、
その前を通りながら、授業をさぼって東大三四郎池で絵を描いていて
後で先生に叱られたことを思い出していた。


高柳






アリスの遊び場(東大病院 No.1)

友人の医者が紹介状を書いてくれるというので、東大病院の足の先生に診てもらうことになった。

東京大学は私にとって懐かしい所である。
というのは、70年ほど前は東大の中は病院を除いては敗戦後の跡が色濃く残り、窓ガラスは粉々で壁と鉄枠だけの研究室など、子供の、いや私の遊び場として絶好の場所だったのである。
内部には鉱石の標本が無造作に捨てられていたり、壊れた人体骨の模型がにらんでいたり、水晶のような方解石や黄銅鉱、黄鉄鉱はまるで金の鉱石のようにキラキラ輝いていた。
廃墟の中は、不思議の国であった。

私の家は塀一つ乗り越えれば東大の中という所にあり、そこは悪ガキ、自由に出入りしていた。
現在は全てが変化し、記憶の中のあの場所や三四郎池は今でも鮮明に記憶に残っている。

続く


高柳







靴物語 No.4

日本では見かけないが、50年前にロンドンで有名な「チャーチ」の靴を買った。
足先の横があたるので店員に言うと、即座に真空吸い取り器のようなものでその個所をピンポイントで吸い取り、すぐに履けるようになった。

そこで「形状記憶」という言葉を思い出した。
シャツの売り場などでよく見かける。
靴にも形状記憶させればよいのだ。
毎日、記憶喪失している私の靴に記憶させるのでは大変である。
私自身だって記憶が定かではないのに・・・

こんど靴修理店で聞いてみよう。案外、木型を靴に打ち込み私と同じことをするかもしれないが、考えると少し可笑しい。


高柳






プロフィール

版画家高柳とエクレア

Author:版画家高柳とエクレア
高柳裕の制作日記と最新情報をお届けします。

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