続・文の書き方 「起承転結」
文には「起承転結」が必要と教えられた。
はじめに自分の言いたいこと=意を「起」こし、「承」でそれを受け、
「転」で変化をつけて発展させ、「結」で全体を締めくくるという。
私流に理解すれば、最初に文の「落ち」を考え、それをすぐには言わない、
書かない。次にさりげなく文を綴って読者を外の路線にのせ、しばらく
普通に歩ませ、頃合いをみて落とす。
何のことはない、落語の手法である。
悲劇はたまに起こる。
努力の甲斐なく転ばない、落ちないときは
え~ お粗末! お次がよろしいようで。
高柳