一筆書き simple stroke
一筆「描き」と書くべきか、いや、まだ描かれていないから「書く」かな。
しかし、いずれ絵になるのだから「描く」でいいか。などと複雑に考えてしまう。
いや今日は複雑ではいけないのだ、シンプルなのだ。シンプル イズ ザ ベストである。
私はこのところ、この一筆描きに凝っている。
出発点を決めるだけ、あとは腕を動かし、気ままに鉛筆をすべらせ、大体この辺り
という所まできたら終点とする。
出来上がると、すべて画面上の絵は一本の線で結ばれている、というわけである。
説明が遅れたが、一気呵成に描く絵のことではない。ゆっくりでも線がどこまでも続く。
線路は続くどこまでも、ではないが、”迷路のように続いている絵”のことなのである。
高柳