私の版画技法 その6
私がそれらを自分の版画に取り入れようと思ったのは、いや、それらを使って版画を
作ろうと考えたのは、色付き新聞などまだ無い時代だったからだ。
そうだ「読む版画」を作ろう。しかも現代、最も新しい広告を使って。
しかしカラフル広告といえども、そのままの使用は許されない。版権というものがある。
そこで奥の手、コラージュ技法の考え方が登場。
イメージのアッサンブラージュ、多くのシュールレアリストの考え方。
しかし相手は金属、自由自在というわけにはいかない。
そこで金属のこぎり、金づち、など工具が活躍する。
続く
高柳